KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成30年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ものづくり関連技術)

機械における流体計測と空力騒音の解析(高付加価値の機械の開発)

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新技術の概要(発明のポイント)

空気や音は目には見えないが,高性能な機械を開発するためにはそれらを定量的に解析することが重要である.
この技術シーズでは,流れの計測に基づいて空力騒音を解析する方法を提供する.さらに,企業との共同研究を通して,機械から発生する空力騒音を解析した事例を紹介する.

従来技術・競合技術との比較

例えば,送風機のように人の身近な生活環境で利用される機械では,流体力学的に高出力・高効率な装置を開発することが重要な指針となる.
この技術シーズでは,流れの計測に基づいて機械の空力特性を改善させるだけでなく,その空力騒音を低減させ,さらに付加価値の高い機械を開発する方法を提供する.

新技術の特徴

・自動車ドアミラーから発生する空力騒音の解析では、物体表面の空力音源を直接計測した.
・エンジン冷却ファンの開発では、翼先端漏れ流れによる乱流騒音を低減させた.
・水平軸風車の開発では、翼素運動量理論を応用して広帯域騒音の予測技術を確立させた.

想定される用途

・高効率・低騒音な低圧ファンの開発
・高性能な再生可能エネルギー変換装置の開発
・自動車の車室内騒音の低減

特許情報

[出願番号]無

[出願公開広報の発行状況]未発行