KTC大学連携型地域知財モデル事業

10/20 平成29年度第1回KTC大学合同 新技術説明会・技術相談会(自動車関連技術・ものづくり技術)

鋼板とアルミニウムをTIG溶接

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新技術の概要(発明のポイント)

もろい金属間化合物の生成を回避して、アルミニウムと鋼板を溶接する方法

従来技術・競合技術との比較

鋼板とアルミニウムが溶接による接合部には、もろい金属間化合物(Fe2Al5、FeAl3)が形成され、パリンと剥がれるという問題がある。溶接施工能率の観点からも、もろい金属間化合物を形成しない、アーク溶接方法の適用することが望まれていた。

新技術の特徴

・亜鉛めっき鋼板とアルミニウムを突き合わせ、アルミニウム側に電極を位置してアークを発生して溶接をスタートし、突き合わせ線方向であってアルミニウムまたはアルミニウム合金側に電極を移動し、突き合わせ線と平行に電極を移動して溶接する。
・鋼板側を溶融させず、亜鉛を蒸発させないように加熱量を加減しながら溶接するように、予備的に溶接を行ってパルス電流の基礎データを得、溶接結果の不具合箇所について、パルス電流の基礎データにフィードバックして修正して、溶接プログラムを作成し、作業者がそのプログラムを再現しながら溶接する。
・鋼板のめっき膜の溶融剥離を抑え、鋼板を溶融することなく接合でき、溶接部に金属間化合物が形成されることが抑制されて健全な溶接部を得ることができる。プログラムの利用により、作業者個人の技能によらず、確実に溶接が出来る。接合部の引っ張り強度を測定値は約130N/mm2を達成。

想定される用途

・自動車部品・電子部品等の軽量化

特許情報

[出願番号]特許第5017576号

[出願公開広報の発行状況]発行済