KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成29年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ベンチャー)

【追加】機能性を有するシリカガラス製品を低コストで製造する技術の事業化

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新技術の概要(発明のポイント)

高い耐熱性・透明性などの機能性を有するシリカ(SiO2)ガラスを、多様な形状に簡便かつ低コストで製造する技術を確立する。本技術を基に、加工が困難で用途が限定されていたシリカガラスを光学、電気・電子、医療分野等応用へ展開し、従来シリカガラスの使用が困難であった用途への新産業創出を目指す。本プロジェクトはJST大学発新産業創出プログラム(START)の支援によるものである。

従来技術・競合技術との比較

従来、シリカガラスの製造は合成、焼成に必要な大型設備が不可欠であり、単純な形状や機能であっても、2次加工が必要なため高価に販売されている。本研究では高機能かつ低価格なシリカガラス応用製品を波及させる。

新技術の特徴

本研究では光造形法によるガラス製造技術を開発した。原料に光照射することで、微細な形状に加工できるこれまでに無い、石英ガラスの低コスト製造法を開発した。

想定される用途

1.光学レンズ、分離・吸着フィルター
2.医療診断ガラス基材、紫外線透過材料、近赤外線透過材料
3.耐熱性、耐薬品容器、光学センサー基盤

特許情報

[出願番号]PCT/JP2016/56625

[出願公開広報の発行状況]発行済