KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成29年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:自動車関連技術・ものづくり技術)

プレス金型内で自発した高圧エアによるカス上がり問題の解決

PDFアイコン当日資料PDF

新技術の概要(発明のポイント)

プレス金型の上下往復運動を利用して,強力な高圧エアを発生する圧縮ユニットを開発した.発生した高圧エアの噴射力による抜きカスを除去し,カス上がり問題を解決する.

従来技術・競合技術との比較

通常工場に設置する0.5MPa程度の圧縮エアを利用してカスを吹き落とす方法があったが,圧力不足で除去できない場合がある.本方法により発生した高圧エアは10MPa以上の圧力を有するため,カスの完全除去が期待できる.

新技術の特徴

金型の上下往復運動によって強力な高圧エアを作り,確実にカス上がり問題を解決する.

想定される用途

・プレス加工の抜きカスを完全に除去
・材料送りなど金型の補助動作の利用が可能
・小径穴の加工などの二次加工も期待

特許情報

[出願番号]特願2008-297432(P2008-297432)、特許第5046048号

[出願公開広報の発行状況]発行済