平成29年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:自動車関連技術・ものづくり技術)
【日時】【会場】
新技術の概要(発明のポイント)
背景:近年燃費向上のための燃料の高圧直噴化など、自動車部品の超高耐圧化が進んでいるが性能保証のための部品の漏れ検査技術は、装置の大型化や防爆対策などで高価格となることやヘリウムガスの供給問題などが課題となっている。
目的:ヘリウムガスに代わって、液体を検査媒体とする漏れ検査装置を開発することで、小型且つ爆発等の心配がなく、タクト時間の短い漏れ検査装置を提供する。
従来技術・競合技術との比較
従来、超高圧/超高真空の漏れ検査においては、殆どの場合ヘリウムが用いられるが、超高圧下での検査のための防爆対策やヘリウムの高騰などで検査コストが大きな課題であった。今回、検査媒体としてヘリウムガスではなく液体を用いることで課題を一気に解決する。
新技術の特徴
(1)高圧気体を使用しないので、爆発の危険性がない
(2)高価なヘリウムを用いない
(3)圧縮機も簡素化可能
想定される用途
(1)超高耐圧の自動車部品の漏れ検査・・・FCV用水素タンク等
(2)従来の高価なヘリウムガスを用いた漏れ検査の置き換え
特許情報
[出願番号]特願2010-153217
[出願公開広報の発行状況]発行済