KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成29年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:自動車関連技術・ものづくり技術)

材料表面吸音特性の現場簡易/高精度測定技術

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新技術の概要(発明のポイント)

既存のJIS・ISO等の測定手法では避けられない不確かさと非実用性を、本手法ではアンサンブル平均処理の導入で排除し、簡便かつ高精度な測定を可能とする。特に、材料の背後構造や支持状態等まで含め現場に設置されたままの状態、即ち“その場”での吸音(反射)特性をも測定可能とする。

従来技術・競合技術との比較

材料の吸音特性測定する従来技術(主として残響室法:JIS A 1409及び管内法:JIS A 1405)と比べ測定試料の準備にかかる手間が非常に少なく,材が使用されている現場での測定が可能である。また,測定場所や材料の制約も少ない。

新技術の特徴

設置条件や背後構造等まで含めた「そのもの」を対象とすることが可能で,測定対象音場や音波の入射条件を限定せず,500Hz以下の低周波数域までの測定位相情報も含めた吸音特性の測定が可能である。

想定される用途

・建築室内・車室内の騒音制御および音響設計
・材料の開発
・現場施工状態の確認

特許情報

[出願番号]特願2001-276149,特願2008-82656

[出願公開広報の発行状況]