KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ベンチャー)

人間共存型ロボットのための近接覚・触覚センサ

新技術の概要(発明のポイント)

近接(非接触)測定及び接触時の圧力の測定ができ、ロボット表面に取り付けが可能なセンサ。本センサは、非接触で対象(人)を検知できるのでロボットが人との不意な衝突を避けることができる。更にロボットを直接触って圧力によりロボットを操作することができる。用途として、ロボット、電動車いすへの利用が想定される。

従来技術・競合技術との比較

従来の産業用ロボットの多くは安全確保のために人とロボットの作用スペースが安全柵等で分けられている。本センサをロボットに適応することで人とロボットが同じスペースで協調作業することが可能になると考える。

新技術の特徴

自己静電容量測定のみを用い、近接(非接触)測定及び接触時の圧力の測定が可能なセンサである。センサは2つの電極と弾性体のみで構成される単純な構造であり、取り付け面に合わせ形状を変更することが容易にできる。

想定される用途

・産業用ロボット
・人型ロボット
・電動車いす

特許情報

[出願番号]PCT/JP2013/81231、特開2016-167252

[出願公開広報の発行状況]