KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ベンチャー)

Mn-Al永久磁石の製造方法及びMn–Al永久磁石 

新技術の概要(発明のポイント)

磁場を利用して効率的にMn-Al磁石を合成する方法。従来、Mn-Al磁石は単相合成が困難であったが、本技術は、強磁場中、300℃-350℃程度の温度で熱処理することで、炭素を添加することなく、Mn-Al磁石を安定的に製造することができる。用途として、永久磁石やモーター用磁石への利用が想定される。

従来技術・競合技術との比較

従来、Mn-Al磁石は炭素を添加したMn-Al-C磁石として製造されていたが、炭素は使用可能温度を低下させるというデメリットがあった。本発明では、炭素を添加することなく安定的にMn-Al磁石を製造することが可能である。

新技術の特徴

本技術の特徴は、磁石の生成を磁場でアシストすることにある。磁場を加えることで、本来非平衡で生成の困難なMn-Al磁石が安定化し、優先的に生成することが可能となる。

想定される用途

・永久磁石
・モーター用磁石

特許情報

[出願番号]特願2016-041157

[出願公開広報の発行状況]