KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ベンチャー)

シュリーレン断層撮影装置及び三次元圧縮性噴流評価方法

新技術の概要(発明のポイント)

小型ノズルからの衝撃波を伴う超音速噴流の定常三次元密度場を光学的かつ定量的に可視化計測することができる。これにより、ノズルの形状およびその動作条件の最適値に向けた設計が可能となり、ノズルを利用した様々な機器の高性能化・高効率化が図れる。

従来技術・競合技術との比較

本装置は、超音速で流れる噴流の密度場を三次元で光学的に得ることが可能であり、密度場の空間分解能は約20ミクロン、精密度は約1%である。本装置は,超音速噴流の三次元密度場へのレインボーシュリーレン法の初めての適用である。

新技術の特徴

本装置は超音速流れの定量的可視化法で近年研究が行われているレインボーシュリーレン法とフィルター補正逆投映法に基づくCTの原理を融合させることで、超音速で流れる噴流内の密度場を光学的に三次元で計測できる装置である。

想定される用途

・FCV用の燃料噴射ノズルの評価
・鉄鋼業におけるガスワイピングノズルの評価
・農業によるねぎ皮剥ぎ用ノズルの評価

特許情報

[出願番号]特開2016-075590

[出願公開広報の発行状況]