平成28年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ベンチャー)
【日時】【会場】
11:00〜11:20エネルギー
燃料電池の発電性能の診断システム、補正装置、及び診断装置、並びに燃料電池の発電性能の診断方法
新技術の概要(発明のポイント)
燃料電池は数10枚~数百枚の膜電極接合体を積層して構成されている。燃料電池発電時に形成される周囲の磁界を磁気センサにより測定して、その磁界分布から燃料電池内部の電流分布を推定し、燃料電池内部の異常な膜電接合体を検出できる。用途として燃料電池の性能検査や寿命向上のための開発へ利用が想定される。
従来技術・競合技術との比較
燃料電池発電時の電圧と電流を測定する方法があるが、この方法では燃料電池内のどの部分に異常があるかを検出することができない。また、磁界測定から検出する方法も提案されているが、燃料電池周囲の環境の影響により磁界が歪む、あるいは検出精度が低いなどの問題があった。
新技術の特徴
燃料電池周囲の環境の影響を排除し、精度の高い磁界データを得ることを可能にする。また、その磁界データから得られる電流分布の発電電流による変化を分析し、高い精度で異常部分を検出することが可能である。
想定される用途
・燃料電池出荷時の性能検査
・燃料電池の性能、寿命向上のための開発用
・燃料電池運用時の性能モニター用
特許情報
[出願番号]特願2016-177184
[出願公開広報の発行状況]