KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ベンチャー)

果実加工残滓に含まれる機能性成分の探索~認知症への効果~

新技術の概要(発明のポイント)

生体を使わずに成分の機能性を評価する技術(ペプチドを用いた解析系)の開発をすすめている。この技術を用いると短時間で成分の機能性評価ができる。特に、果皮に含まれる新たな機能性成分に着目し、アルツハイマーをはじめとする認知症への効果を有する有効成分の探索をおこなっている。

従来技術・競合技術との比較

機能性成分の解析では一般的にモデルマウスが使用されますが,試行数に制限が大きく解析に時間がかかります。また,果物に含まれる機能性成分の研究には主に可食部が用いられています。

新技術の特徴

生体を使わずに成分の機能性評価が出来る,ペプチドを用いた解析系を確立します。
通常は破棄されている加工残滓(大分県産の柚子と梨の果皮)に含まれる機能性成分の解析を行います。

想定される用途

・機能性成分の抽出および分析
・認知症の治療・予防の薬、機能性食品の開発
・ペプチド評価系を利用した化合物探索

特許情報

[出願番号]特開2008-27386

[出願公開広報の発行状況]