KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ベンチャー)

複合マイクロカプセル

新技術の概要(発明のポイント)

厚労省により医薬品コーティング用として使用許可されたpH(酸性度)応答性高分子を用いて、pH応答性を有する直径数μm程度のマイクロカプセルを製造する。薬剤や食品等の成分をカプセル化し周囲の環境に応じ自由に放出できるマイクロカプセルである。用途として機能性食品、医薬品や再生医療への適用が期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来の有機溶媒を用いる方法では、カプセルが数mm程度の大きなものしか作ることができなかったが、本方法では、直径が数マイクロメートル程度の微粒子カプセルを実現した。

新技術の特徴

製造する際、従来の有害な有機溶媒に代えてガスである高圧力の二酸化炭素を用いることで、pH応答性を有する数マイクロメートル程度の微粒子カプセルを実現した。

想定される用途

・機能性食品
・医薬品や再生医療

特許情報

[出願番号]特開2016-029915

[出願公開広報の発行状況]