KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:自動車)

自動車用電源回路を高効率化・小型化する技術

新技術の概要(発明のポイント)

自動車用電源に関する2種類の技術を提供する。
(1)スイッチング電源のスイッチング損失やノイズを低減する安価なゼロ電圧スイッチング(ZVS)補助回路を提供する。
(2)カレントフェッドコンバータを活用した複合形のバッテリーチャージャーを提供する。

従来技術・競合技術との比較

(1)従来のZVS補助回路のように磁気部品を必要とせず、小型の半導体チップ部品で安価・高効率にスイッチング損失やノイズを低減できる。
(2)従来技術では、絶縁、電圧制御、電圧変換を1つのコンバータで行っていたが、電圧制御を得意とするPWMコンバータと絶縁・電圧変換を得意とするカレントフェッドコンバータを複合的に組み合わせることで、小型・高効率化を実現できる。

新技術の特徴

・スイッチング電源の小型化、ファンレス化(自然空冷)により、接地場所に自由度が生まれる。
・低ノイズであるため,AMラジオ帯に影響が生じにくい.
・充電器の双方向化により、車載バッテリーから家庭側に電力を供給することが可能。

想定される用途

・48Vマイルドハイブリッドシステム用DC-DCコンバータ
・車載バッテリーチャージャー用DC-DCコンバータ

特許情報

[出願番号]特願2015-172244

[出願公開広報の発行状況]発行済