KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:自動車)

認証処理装置及び認証処理方法

新技術の概要(発明のポイント)

ドアノブをスマート化し、物理的な鍵の代替として、バイオメトリクスを用いるものである。我々人間が行う自然な行為=ドアノブへの接触のなかで、開錠が可能となる掌紋認証を装備したスマートドアノブ型入室管理装置である。ドアを開けるときに必ず接触するドアノブ内にカメラを内臓し、接触時の握掌画像から登録者か否かを認証し、ドアを開錠するというものである。認証には、握掌画像のうち指の紋様と手のひらの紋様の2つを同時に用いることで、本人認証率を上げることができる。

従来技術・競合技術との比較

従来型の入室管理では、特別な動作(暗証番号を入力する、カードを提示するなど)が必須であるが、本技術は特別な動作を必要とせず、自然な行為(ドアを開けるという自然な行動)中に、握掌画像を使って認証するものである。

新技術の特徴

本技術は特別な動作を必要とせず、自然な行為(ドアを開けるという自然な行動)中に、握掌画像を使って認証するものである。そのため特別な動作が不必要なことから、バリアフリーなスマートドアとなるため、高齢者にも優しいドアノブである。

想定される用途

・自動車のハンドルを握った場合の個人認証(運転者の同定)
・マンションドアの入室管理
・一般家庭の自宅ドアへの装備

特許情報

[出願番号]特願2014-108267

[出願公開広報の発行状況]