KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成28年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:自動車)

軸封装置及びシール部材

新技術の概要(発明のポイント)

オイルシール、メカニカルシールに次ぐ、第三のシールシステム。
水(水溶性液体)と気体の分離に長け、軸の回転トルク損失は従来品より低い。
生体に学んだシールリップ材料により安定したシール特性を発現。
超低速軸回転、高水圧防水型など利用条件にフィットしたシステム構成が可能。潤滑液漏れなど、環境汚染防止に関わる対策済み。

従来技術・競合技術との比較

水圧1.0MPa程度まで、水温80°程度までの防水が可能(0.1ml/h以下)。
回転軸速度は20rpm~5,000rpmまでの範囲で性能保証。
既存のオイルシールやメカニカルシールの設置空間と同じ空間で設置可能。

新技術の特徴

基本的な構造はオイルシールと同じでコンパクト。
生体関節軟骨に学んだ水和性シールリップの採用で防水に威力を発揮。
生体関節液に学んだグリース型液体の併用も可能で低環境負荷・低回転軸速度・高水圧防水も実現。

想定される用途

・水系液体ポンプのシール。
・機械要素(ベアリング・モータなど)の防水。
・海流・河川流などのエネルギー回収システムへの搭載(プレゼンテーション用システムを保有)。

特許情報

[出願番号]特願2014-549864

[出願公開広報の発行状況]発行済