KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第三回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:農業)

下水処理水を用いた低カリウム含有植物の栽培装置及び栽培方法

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新技術の概要(発明のポイント)

河川や海に放流する直前の下水処理水(浄化水)には低濃度の窒素、リン、カリウムなど植物の生育に必要な栄養成分が含まれている。本発明は、この下水処理水を野草等の水耕栽培の溶液(植物の生育に必要な肥料を溶かした溶液)として再利用する方法である。この結果得られる野菜類は通常の1/2程度のカリウム濃度となる。

従来技術・競合技術との比較

水耕栽培の溶液を工夫して低カリウム野菜を作る試みはあるが、下水処理水を利用した栽培法はない。

新技術の特徴

液肥のコストを圧倒的に低減させることができ、かつ、都市部のインフラとしてある下水処理場を野菜工場として活用することが可能である。

想定される用途

・下水処理場に隣接する「野菜工場」事業の展開
・下水処理水を移送しての水耕栽培業の展開

特許情報

[出願番号]

[出願公開広報の発行状況]未発行