KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第三回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:農業)

生竹を燃料として用いた農業ハウス用バイオマスボイラの研究開発 

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新技術の概要(発明のポイント)

放置竹林は大きな社会問題であり、竹を燃料として利用するとこの問題の解決とCO2排出問題の解決に寄与する。しかし生竹は含水率が高い等燃料とし不適切であった。生竹をボイラーの余熱で乾燥させながら連続燃焼させる装置を開発した。また燃焼条件の適切化によってクリンカの発生も防止した。

従来技術・競合技術との比較

木質ペレットの燃焼装置は、多く見られるが、生竹の燃焼は困難であり、バイオマスボイラーの燃料としての生竹の利用については過去に成功例が無く,新しいチャレンジであるため競合はしない.

新技術の特徴

粉体工学に基づく『粒子の浮遊高さ』に着目し,チップ化した生竹を,垂直方向にエアレーションさせながら乾燥させることで,自動乾燥および自動分別まで出来るシステムを開発した.

想定される用途

・農業用ビニールハウス用ボイラ
・源泉温度の低い温泉や温浴施設などでの追い炊き用ボイラ
・比較的平野部に管理竹林を作ることにより,純国産のエネルギーの創生

特許情報

[出願番号]

[出願公開広報の発行状況]未発行