KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第三回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:農業)

抗真菌性を有するアミノ酸誘導体

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新技術の概要(発明のポイント)

現在、生活環境の変化から『真菌(カビ)』は脅威となりつつある。そこで、安心感と合成の容易さをもつ抗真菌剤の開発を目指した結果、抗真菌性アミノ酸誘導体を見出した。この化合物には、高い安全性、設計の自由度、大量合成の容易さという特徴がある。さらに、活性の発現機構解明という基礎化学としての面白さもある。

従来技術・競合技術との比較

従来の抗真菌性化合物には、使用量や使用対象の制限による消費者の不安、入手や合成の困難さなどがあった。しかし、今回の抗真菌性化合物はアミノ酸由来の簡単なものであり、それらの問題を克服している。

新技術の特徴

今回紹介する化合物は基本の物質が天然成分アミノ酸であり、与える安心感が大きい。また、構造が簡単・合成が容易という利点のため、大量供給が容易であり、さらに分子として今後の展開の幅が広い。

想定される用途

・抗真菌剤
・飲食料や化粧料の添加剤
・抗真菌性の医薬組成物

特許情報

[出願番号]特願2013-202368

[出願公開広報の発行状況]発行済