KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:フーズ・メディカル)

紅タデスプラウトの降圧作用:食塩依存性高血圧症例での有用性

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新技術の概要(発明のポイント)

ヒトキマーゼは、心臓から抽出・純粋化されたアンジオテンシンⅡ産生セリン酵素である。この酵素の阻害活性を有し、臨床応用可能製品を目指した食品ライブラリーの検索で、紅タデスプラウトがヒトキマーゼ抑制能を示し、乾燥粉末化商品が二重盲検偽薬対照前向き試験で有意な降圧を示したので、健康食品として開発する。

従来技術・競合技術との比較

降圧作用を有する既存商品はACE阻害作用を介したものが多く、本製品とは降圧機序が異なる。本製品はヒトキマーゼ阻害により実験的・臨床的降圧作用を証明した。食塩過剰摂取軽症高血圧に有用である。

新技術の特徴

既存製品は食塩過剰摂取高血圧症例では降圧作用が鈍化する。本製品はそのような症例で効能を発揮し、対象者が全国で約4000万人存在し、海外も視野に入れると市場規模はさらに大きい。

想定される用途

1.高血圧性臓器障害が軽く軽症から中等度高血圧症例での降圧効果
2.高血圧性臓器障害の改善

特許情報

[出願番号]特願2014-238655

[出願公開広報の発行状況]発行済