KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:フーズ・メディカル)

高機能精油などの抽出方法

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新技術の概要(発明のポイント)

花や葉から高品質な芳香精油を高収率で得るための原料の貯蔵方法、マイクロ波照射による精油回収方法、フローラル・ウォーターを得る技術。

従来技術・競合技術との比較

従来技術として代表的な水蒸気蒸留法は抽出時間が遅く、外部加熱のため加熱にばらつきが生じ、精油の劣化、揮発等により収率が低い。それに対し本発明では、内部加熱により内部水を局所的に加熱することで蒸発し、その際に発生する蒸気圧により植物の油胞内が破裂し、その結果として精油成分を容易かつ高効率に抽出することが可能となる。

新技術の特徴

本技術は、熊本県の特産物である甘夏ミカンの花や葉に含有するネロリ成分を含む精油とフローラル・ウォーターを同時かつ効率的に抽出することが可能で、かつ従来法および類似のマイクロ波蒸留技術で得られる精油に比較して、より高質な精油を回収できる特長を有する。

想定される用途

香料、化粧品等の製品、香料化学メーカー、化粧品メーカー等への提供

特許情報

[出願番号]特願2015-173214

[出願公開広報の発行状況]未発行