KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:フーズ・メディカル)

血圧上昇を穏やかにするペースト状醤油

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新技術の概要(発明のポイント)

アルギン酸カリウムを醤油の増粘剤として利用し、適切な濃度及び成分(化学組成及び粘性)で醤油と混合すると、醤油中の塩分を抑え、通常の醤油よりも旨みが強い醤油に加工できることが分かった。

従来技術・競合技術との比較

通常醤油に比べて最大50 w%のNaCl濃度で十分な旨みと塩味、甘味を備えている。

新技術の特徴

①固形化することで醤油の使いすぎを防止できる。(テクスチャー効果)
②醤油の増粘化によって塩味が増幅する効果。(テクスチャー効果)
③旨み成分が塩味を増幅する効果があり、海藻に多く旨み成分が含まれる。
④海藻多糖の種類によっては、高血圧予防効果、免疫性向上効果、唾液分泌量増加効果、血糖値低下効果がある。

想定される用途

塩味及び旨みを最大限に感じられる減塩醤油加工品
1.醤油ジュレ 2.ジュレ状だし醤油 3.携帯用醤油

特許情報

[出願番号]特願2014-237610

[出願公開広報の発行状況]未発行