KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:フーズ・メディカル)

新しいビフィズス菌増殖刺激物質(BGS)

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新技術の概要(発明のポイント)

近年、ビフィズス菌増殖刺激物質であるDHNAがプロピオン酸菌培養液から発見された。今回、新しいBGSとしてDHNA関連物質を植物組織の培養により得た。新規BGSは様々なpHで極めて安定な化合物であるため、食品添加のための煩雑な前処理を必要としない。整腸サプリメントの特定保健用食品市場への参入が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

従来のDHNAは酸化により容易に分解されるため、それを防ぐため窒素置換、抗酸化剤の共存等の工程が必要とされていた。新規BGSは様々なpHで極めて安定な化合物である。

新技術の特徴

・天然物が母体となっている
・生体から検出されている
・様々なpHで極めて安定な化合物であるため、食品に添加する場合の煩雑な前処理を必要としない

想定される用途

・腸内フローラを改善(便秘を予防)する健康食品や医薬品
・骨粗しょう症を予防する健康食品や医薬品
・炎症性腸疾患、ヘリコバクター・ピロリ菌除菌、アレルギー等に有効な健康食品や医薬品

特許情報

[出願番号]特願2015-121500

[出願公開広報の発行状況]未発行