KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:フーズ・メディカル)

天然由来の遅筋増加剤 -食味・栄養価を改善する家畜飼料への展開を中心に-

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新技術の概要(発明のポイント)

ヤマブシタケ、ユキレイタケ、ミカン柱頭、ミカン花弁及びトマト葉等から抽出される成分からなる骨格筋の遅筋増加剤を開発した。本技術は、安全な天然物由来であるペルオキシソーム増殖剤応答性受容体δ(PPARδ)活性化剤からなり、家畜の肉質の向上等に有効である。

従来技術・競合技術との比較

本技術は、作用物質及びその作用機序が明らかになっている点、従来の経験・感覚的な工夫によりなされている飼養技術による家畜の肉質向上とは異なる。また、天然由来成分である点も優位性を有する。

新技術の特徴

天然抽出成分を用い、骨格筋の遅筋増加(家畜の肉質向上)を促すことができる点が特徴である。更に本技術は、広く抗肥満・抗疲労効果もが期待でき、それらについても紹介可能である。

想定される用途

・家畜への給与による肉質改善(特に養豚における応用)
・抗肥満、抗疲労効果サプリメント

特許情報

[出願番号]特願2014-058508

[出願公開広報の発行状況]発行済