KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:フーズ・メディカル)

携帯型センサによる抗原抗体反応の検出と化粧品アレルギー検査への応用

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新技術の概要(発明のポイント)

半導体製造技術で、手のひらサイズのバイオセンサを開発しました。これは抗原抗体反応を容易に検出できます。本講演では化粧品アレルギー検査への応用について紹介します。

従来技術・競合技術との比較

既存のアレルギー検査はELISA法による血液検査が主流で、高価なマイクロプレートと検出機器を必要とし、専門知識が必要なため臨床機関や研究機関での利用に限られている。また結果が得られるまで数日を要する。

新技術の特徴

本技術は切手大のセンサチップを携帯電話サイズの子機に組み込み、検出情報をPCやスマートフォンに接続した親機で受信するセンサ端末機器である。皮膚科や病院でのアレルギー検査試験を、その場で行うことができる。またチップの種類を変えることで、センシングの対象を広げることが可能である。

想定される用途

・抗原抗体反応を利用したアレルギー検査
・抗原抗体反応を利用した炎症性サイトカインの検査

特許情報

[出願番号]特許第4859226号、特開2011-095066、特開2013-13627

[出願公開広報の発行状況]発行済