KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第二回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:フーズ・メディカル)

起立動作誘導システム

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新技術の概要(発明のポイント)

椅子からの立ち上がりが困難な方の中には、上方に身体を持ち上げることはできるものの、前傾ができないため立ち上がることができない人がいる。病院等では、その人に対し背中を少し押して前傾姿勢をとらせることで立ち上がり動作を行わせている。本システムでは、前傾姿勢を計測し、立ち上がりに最適なタイミングを知らせ、独力で立ち上がりを行わせる。

従来技術・競合技術との比較

立ち上がりを支援するシステムとしては、椅子座面が持ち上がるものやアームで身体を引き上げるもの、身体の外に駆動骨格をつけるものなどがある。これらに対し、本システムでは、外部機器を要せず使用者の残存能力を活かして立ち上がりを行わせる点が異なっている。

新技術の特徴

外部機器を要せず、身体にセンサを装着するだけでよい点。
また、システムによって計測される情報をもとに、立ち上がり状態に応じた外部支援機器を制御できる可能性がある点。

想定される用途

・リハビリテーション現場での立ち上がり動作訓練
・在宅、日常生活での立ち上がり動作
・立ち上がり状態に応じた外部支援機器の制御

特許情報

[出願番号]特願2013-119718

[出願公開広報の発行状況]発行済