KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ヘルスケア)

超音波を用いた大腸内部の便の状態の診断技術の開発

PDFアイコン当日資料PDF

新技術の概要(発明のポイント)

大腸内部の状態は、正常便、硬便(直腸性便秘)、ガス蓄積、軟便(弛緩性便秘)の4つに大別できる。本技術は、通常の超音波診断装置で得られる画像および信号を分析し、大腸内部の状態の評価を行う手法である。

従来技術・競合技術との比較

現在、療養者のケアでは主に触診や聴診が行われているが、大腸内部の状態を定量的に評価できる指標は存在しない。最近、本技術と同様に超音波を用いた排泄予知ウェアラブル「DFree」が注目を浴びているが、こちらは機能は排便時間を予知するのみである。

新技術の特徴

・特別な装置の改造は必要ないため、現在市販されている診断装置への組み込みが容易
・少しの計算量で効果的な評価が可能なため、リアルタイム診断も可能

想定される用途

・高齢者や療養者の排便コントロールのための診断
・乳幼児の排便コントロールのための診断

特許情報

[出願番号]特願2015-78096

[出願公開広報の発行状況]未発行