KTC大学連携型地域知財モデル事業

平成27年度 第一回KTC大学合同新技術説明会(テーマ:ヘルスケア)

球体駆動式全方向移動車いす

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新技術の概要(発明のポイント)

3つの球と3つのモータを使った球体駆動式全方向移動機構は、床面の凹凸等の影響を受けにくく、走行性能・走行安定性が高く、球の半径より低い段差は乗り越えることができ、狭い場所でも自在に全方向に移動ができる。家庭用ロボット、電動車椅子(福祉関係)、産業用搬送台車など応用が広い。

従来技術・競合技術との比較

従来技術として、オムニホイール式がある。これは、段差に弱いので、転倒の危険性がある。また、振動、騒音が大きい、瞬時の方向転換で軸心方向にすべりを生じて安定性に欠ける。コスト高になる等。

新技術の特徴

狭い場所でも自在に全方向に移動ができ、低振動、低騒音、シンプルな構造で低コストを実現し、工場や倉庫のスペース効率のアップも図れ、車いすや搬送台車など、広い分野での応用が期待される。

想定される用途

・家庭用ロボット
・車いす
・搬送台車など

特許情報

[出願番号]特願2008-192590

[出願公開広報の発行状況]発行済